ファイナルレポート by Urusu

1.秋学期ゼミで面白ったこと、初めて知ったこと

私はまず太田ゼミでよかったと思っています。私が最初、太田ゼミに入った理由はプロパガンダについて興味があり、SNSやテレビなどについて深めたいと考えたからです。一方で後期の授業では自分の興味のある論文紹介をするのにテーマを決めるにあたって改めて考えることができました。これによって太田ゼミに入ったことで自分が何に興味関心があるのかを理解できました。今回私が後期のレポートとして挙げたのは「韓国の芸能バラエティー番組でテロップは何をするのか」であるこの論文を選んだきっかけはとても些細なことで、私がネットフリックスやテレビが好きで日本と韓国のテロップの使い方が違ったことに興味を持ったことがきっかけでした。私はこのように日常の中で好きなものを探すことで自分の研究につながることを知ることができました。この経験から、日常をただ過ごすだけでなく、毎日が何かにつながる、学びになることを今回の後期レポートを経て学びました。また、今回は自分の論文だけでなく他の人の発表を聞いた中で印象に残ったエピソードは「大豆田とわこと三人の夫」というドラマの会話文の分析についてです。私はドラマがとても好きで春、秋、冬とシーズンごとにほとんどすべてのドラマを見るのですが、そのドラマが何を意図して描かれているドラマなのかを考えてみたことがなかったので今回の論文紹介を通して興味を持ちました。授業後に実際に見てみると今までのドラマと違ったドラマの作り方だったのではないかと思いました。分析を聞いたあとだからこそ、私自身のシーンやセリフに注目して違った世界観からドラマをみることができました。


2これから

現時点で私にとって批判的談話分析研究は会話をより深く理解するために必要な方法だと言えます。それは、私がこの一年で太田先生の授業を受けてきて、お菓子のパッケージの文字の分析や論文、会話文の分析を行ってより深く分析することで意味が理解することができました。特に英語学演習の授業で取り扱った子育てナラティブの分析した論文が印象に残っています。この論文では子育てをする女性にインタビューをしたものを書き起こしたもので、普段では気にしないような会話を分析することで旦那に対する不満などをひっそりと隠し持っていることがわかりました。このように、普段の会話を批判的談話分析すると会話の奥深さを学ぶことができます。この講義を受講してからは普段の会話の仲で意味をより深く考えるようになりました。これから卒業レポートを書くにあたってこの一年はテーマを考える良い機会になりました。


・今後読みたい文献

1.鄭惠先. "バラエティー番組に見られる文字テロップのキャラクター構築の機能." 役割語・キャラクター言語研究国際ワークショップ 2015 報告論集 (2016): 70-83.

→(韓国と日本のバラエティー番組を研究対象とし、中でも翻訳によるキャラクター再創出にあてて分析をしている文献です。私も前回韓国と日本のバラエティー番組のテロップの違いについてまとめたので興味を持ちました。)

2. 吉野志保, 野嶋栄一郎, and 赤堀侃司. "英語の聞き取り場面における字幕付加の効果." 日本教育工学雑誌 21.suppl (1997): 29-32.

→(近年ではネッフィリックスやアマゾンプライムなどで海外のドラマを見る機会が増えました。そこで私もよく字幕つきでみるのでこの文献に興味を持ちました。

この文献では字幕の種類による理解の効果について述べており、実験した結果に基づきた分析を行っている。)

3.朴育美. "橋下大阪市長の教育ナラティブの批判的談話分析: ナラティブを成り立たせているディスコースの前提と排除." 関西外国語大学人権教育思想研究 16 (2013): 47-62.

→(大阪の橋下市長の教育ナラティブを市長の発言した言葉から分析したものです。この文献はゼミで行っている批判的談話研究に近いと思ったので参考にしたいと思いました。)

4.LINE依頼におけるコミュニケーションの特徴

三宅和子 https://conference.wdc-jp.com/jass/44/contents/common/doc/8_3.pdf

→(近年、SNSの中でも一番の伸びているものがLINEの会話分析についいてです。指差を軸にトークに見られるパターンやトークの長さを分析したものです。LINEは今ではなくてはならない存在であり、一番身近なものだと思ったので興味を持ちました。)

5.柏木厚子. "インタビュー番組におけるほめの返答の日米比較―非言語データも含めた発話分析―." 学苑 919 (2017): 1-14.

→(この文献では日米の「ほめ」という日常の会話の言動の比較のインタビューをもとに分析しています。日常で頻繁に用いられている言動であり、褒めの言葉は人間関係を円滑するもので私達日本人は特に社交辞令でほめの言葉を使われることが多いイメージがあるので日米比較によってどんな違いがあるのかについて気になりました。)


・なんちゃって卒業レポート

Title(題名)

「おもてなし」における日本と西洋比較―コミュニケーション分析―

Introduction(問題意識)

日本のおもてなしにおけるコミュニケーションとは

Literature Review (先行研究)

おもてなしのマネジメント

Methodology(分析方法)

ホテルや空港などサービス業で取られているコミュニケーション効果

日本や西洋のサービスのマニュアル比較

Data Analysis(データ分析)

現状日本では多くのインバウンドが増加し、今後さらに増加することが見込ます。日本のおもてなしは世界的に価値が高いとされていますが、より良いものにするためには何をするべきなのか。西洋のホスピタリティと比べる

Conclusion(結論)

西洋から日本へホスピタリティがたことで日本では仏教が広まった。平安時代から修行中の者が寺で宿泊し、食事を出したことがきっかけで日本の旅館や宿におけるおもてなしがはじまった。西洋から日本へホスピタリティがおもてなしへと変化した。

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team nana

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