今学期のまとめ by Miu
1. はじめに
太田ゼミナールの特徴はこうである。そのようなことは何も知らなかった。それはそうである。他のゼミナールとは異なり、今年新しくゼミナールを持った先生のゼミナールだからである。新しいゼミナールは前例が無いから怖い。私はそう思いながらも、ほんの少しの興味を抱いていた。このゼミナールは批判的談話研究がメインに上げられていたが、私はそもそも批判的談話研究がどういうものかということも知らなかった。調べてみても私は自分では理解ができなかった。そのため批判的談話研究がどのような機能を持っていて、また、どのような活躍をするのか気になった。また、私はゼミナールの説明文にあったSNSというワードに惹かれた。それはSNSが自分にとってとても身近だったからである。自分が普段使っている物で大好きな物だったため興味を持った。さらに、私はメディアの英語にも惹かれた。メディアは私の好きな芸能人が活躍している場所である。そのため目に触れる機会が多くあった。自分たち寄りだけども勉強してタメになる感じがとても良かった。メディアに使われている英語はどういう特徴を持っているのか興味を持った。新しそうだな、今の時代に合ってそうだなというのが私の感想だった。また、ゼミナールに対して難しいイメージを持っていたがそんな私でも理解しやすいと思ったことが一番の理由であるかもしれない。新しいゼミのため未知数で怖いと初めは思っていたが、逆に何でもできるのではないか、元々ある道ではなく新しいものを作れるのではないかと期待が高まってきた。また、宣伝や広告などは個性が出るため、他の人の価値観も知ることができると思った。私は自分自身の個性を見出せないためここで磨きたいなとも思った。
2.ゼミで面白かったこと、初めて知ったこと
今学期のゼミで行ったことはブラックサンダーやコロナウイルス、LINEの分析を読むことや、CMや自分が選んだお菓子の分析だった。その中でも私が一番印象に残っていることは、お菓子の分析である。私はカプリコというチョコレート菓子の分析を行った。この分析ではパッケージに注目した。実を言うと私はお菓子のパッケージを見ることがあまりなかった。そのため学ぶことが新鮮で面白かった。パッケージに隠された企業のメッセージを自分なりに考察することは自分の学びにもなった。実際にお店に行って品物を見ると、パッケージに注目すると色々なものがあるということが分かった。また、この分析のレポートを書くときに、レポートの書き方まで学ぶことができた。大学1年生から2年生までは主にオンライン授業だったため、ウェブでレポート提出だった。そのためレポートを提出しても、最後にその授業全体の評価が出るだけで、レポート自体の採点や直しが返却されることは滅多になかった。それゆえ、どこがいけないのか、自分のレポートの書き方が合っているのかも分からず大学3年生になってしまった。このゼミナールは返却や一人一人時間をとってコメントがあることがありがたかった。また、修正するべきところはもちろんレポートの良かった点を褒めていだいたことが嬉しかった。さらにそれは印象に残るため自分の次に生かせると思った。次に面白かったのは、CM分析である。3人1組になって、1つの昔のCMを見た。そのCMとは2004年に松浦亜弥 が出演していたグリコプリッツのCMである。このCMはとても特徴で、可愛いイメージの松浦亜弥がお相撲さんと一緒にポーズを取っている。授業ではこのCMの良い点と悪い点を挙げた。良い点は、頭に残るリズムで、子供が真似したくなるところである。子供はお菓子をよく食べる。そのお菓子を買うために親に頼む。マーケティングがよくできているなと思った。商品名が伝わりやすく、その商品名が繰り返し流れることから、気になり調べる人がでてくる。これもまた良い流れだなと思った。さらに、どんどんツップリがプリッツという商品名に聞こえてくる。一方で、改善した方が良い点は3人だけがとても強調されているということである。そのため商品ではなく人に目がいってしまう。このような分析を行うことで分かったことは一つ一つのことに意味があるということである。商品を売るために多くの人が様々な試行錯誤を行っている。この事実を知ることができたことも大きな意味があると思った。
3.これから
現時点で、私にとって批判的談話研究とは雲のようだ。雲は届きそうなほど近く感じる時があるのに絶対に届かない。また、雲は風の力によって動いていて流れてしまう。1つの雲の塊を永遠に見ることができない。つまり理解しようと努力しても分からない、未知数であるということである。半年間、このゼミナールに所属して学んできたが正直言うとまだよく分かっていない。しかしゼミナールで学んできたことはどれも面白く、より興味を持った。そのため、残りの半年間で批判的談話研究がペットのような存在になれるまで、理解を深めようと思った。これからは自分の好きなことと絡めて批判的談話分析を学んでいきたい。以下は私がこれから読んでみたい五つの文献である。
参考文献
① 吉光正絵「K-POPブーム期の韓国メディアとファン -「見えるラジオ」の調査結果から-」『東アジア評論』7号, 2015,3, p63-76
これから私が読んでみたいのは、「K-POPブーム期の韓国メディアとファン -「見えるラジオ」の調査結果から-」である。私は小学生の頃からK-POPが好きである。そのブームをラジオと通して分析できることはとても興味がある。これは、「見えるラジオ」のプロデューサーらに実施したインタビュー調査を用いてK-POPブーム期の海外ファン達の韓国特有のインターネットを利用したメディアの利用状況とメディアの運営者の海外ファンへの対応に焦点をあてて論考している。
② 田島悠来「雑誌 『Myojo』 における 「ジャニーズ」 イメージの受容」『研究論文:雑誌 『Myojo』 における 「ジャニーズ」 イメージの受容』8号,2013,3, p53-81
これから私が読んでみたいのは、「雑誌 『Myojo』 における 「ジャニーズ」 イメージの受容」である。雑誌というマスメディアを通してジャニーズについてより知っていきたいと思った。また①の参考文献を参考にして、日本と韓国のアイドルの比較も面白いと思った。これは、どのようなイメージが誌面に登場する「アイドル」に付与されているのかという問題意識を持っている。
③ 植田 康孝「ファッション・コーディネートのメディア進化〜若者のInstagram 利用急拡大〜」『江戸川大学紀要』26, 2016,3,p141-158
これから私が読んでみたいのは、「ファッション・コーディネートのメディア進化〜若者のInstagram 利用急拡大〜」である。Instagramは私も愛用していてそれに関連して、ファッションも絡んでいる文献に興味を持った。コーディネートを考える時に店頭のマネキンを見るのではなくInstagramを見る変化があった。そのようなファッションの変化をメディアと共に学ぶことができる。
④ 岡崎弘信, 木戸和彦「英語教育における新しいメディアの利用~ YouTube と字幕付加機能~」『創価大学英文学会』34, 1, 2009,9,p149-160
これから私が読んでみたいのは、「英語教育における新しいメディアの利用~ YouTube と字幕付加機能~」である。私もYouTubeで英語字幕を表示して動画を見ることがある。それが英語教育に使えるかもしれないという文献は読んでみたいなと思う。これは、YouTubeが英語教育における新しいメディアになることについて検証している。
⑤ 稲永知世,「メディア英語研究における批判的ディスコース分析 (CDA) の有効性」『英文学論集』24, 2016,10,p 48-74
これから私が読んでみたいのは、「メディア英語研究における批判的ディスコース分析 (CDA) の有効性」である。批判的談話分析についてより詳しく学びたいと思ったし、私の興味のある「メディア英語」というワードが入っていたため選んだ。これはタイトル通り、批判的ディスコース分析 (CDA) の有効性を述べている。
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