ゼミ前期のまとめレポート by Urusu

1はじめに

 まず「批判的談話分析なんだろう」というところから始まりました。授業概要にはメディアを通しての談話分析と記載があったため、英語でのSNS、LINE、映画やアニメ、ドラマ、ニュースの単語に惹かれ、これらを通して文字や言葉を分析するのだと印象がありました。私自身、ゼミに入る前から興味があったのはプロパガンダについてです。この言葉は元々父の影響で「プロパガンダ」ってなんだろうという言葉から興味を持ち、太田ゼミを知る前はプロパガンダがあるんだというくらいでしたが、太田先生のメディアによる談話分析という研究内容を見て実際にこのゼミでもっとメディアにについて詳しく学びたいと思い入ることを希望しました。

この授業を実際に受けてみて批判的談話分析とはテレビやメディアを通してだけではなく私達の身近にあるお菓子のパッケージや看板、CMなどの英語をなど様々な場面ででてくることを分析することで一つ一つの言葉の深さを読みとりました。

2面白かったこと、実際にどうだったか

私がゼミの授業で面白いと思ったのは第三回の授業で行ったお菓子のパッケージとCMの分析についてです。

一つ前の文お伝えしましが、私自身お菓子のパッケージやCMが分析できるとは思ってはいませんでした。そのため、実際にお菓子の分析を始めてみるとこの単語はなぜここにあるのだろうやこのパッケージにはどんな英語が適切なのか、この言葉にはどんな深い意味があるのかという疑問が次々に浮かびました。そのようなことから、私達の生活一つ一つに言葉の意味があり深く考えるほど興味深いことが分かりました。例えば、太田先生がブラックサンダーについての論文では期間限定の「一目で義理とわかるチョコ」ではまず基本的なブラックサンダーはどこで売られており、どんな商品なのかを説明されています。どんな世代もブラックサンダーを知っているとは限りません。「ブラックサンダーってなに?」ということがないように価格~どのようにしてキャッチコピーをで反響があるのかを書かれていました。私は自分が知っているものや大体の人が知っているものは特に詳細を明記する必要はないだろうと思っていたのですが、先生のように一番に、自分が分析したものの詳細を書くことで幅広い世代に作った論文を見てもらうことが可能になり、多くの人に知ってもらう事ができる事が分かりました。

 次にCMについての分析です。授業ではクラスのみんなで片岡先生が分析した「プリッツ」の「ツップリダンス」について分析、考察を行いました。このCMは私の世代ではありませんが、もし当時私が見ていたら普通に見ていたんだろうなと思いました。授業内で分析をするとみんな違う見方をし、様々な意見を聞くことができたのでみんなで意見をまとめ意見を出し合う楽しさを知りました。個人の分析では’Ghana’のCMについて分析をしました。調べてみるとそのチョコレートの歴史やパッケージの昔との違いなどCMに出ている人がチョコをどのように表しているのかをいつも以上にじっくり観察することができました。これらのことから今後CMを見る時には何を伝えたいのかまた、CMに起用されている人は現代の人気急上昇中の人なのかを曲はこのCMになぜあっているのかを考えるようになりました。

3これから

現時点で私にとって批判的談話研究とは日常では触れることのできない言葉を分析できるものです。批判的談話分析は触れあうことができますが、気づくことのできない非日常的なことだと考えました。

これから私が読んでみたい文献は5つあります。

一つは『4か月児をもつ母親の育児不安を規定する要因に関する研究』です。英語学演習でこの研究と同じような論文を読んで分析をし、世の中の母親、女性がどんなに苦しんでいるのかを理解できるチャンスなのではないかと思いました。二つ目は、『子育て支援力』です。子育ては母親一人でするものではなく保育士さん、周りのママ友の間で不安なことを除き話合いをすることで自分の心配なことを落ち着かせてくれるのだなと実際に保育記録を読んで感じました。そして新たなコミュニティーを作ることでサービス・ラーニングといったコミュニティーサービスを教科学習に繋げることができると思いました。三つ目は、『保護者間の日常的な話合いを通しての子育て支援のあり方』です。保護者間の話合いでは自分の子供の不安なことをぶつけ、例えば、「おむつからパンツに変えてあげたい」という保護者の希望でしたが、その保護者は「でも、でも」などと不安な言葉を発することで自分の子供もそうだったとお互い経験談を話しています。そのようなことを話すことで少し気持ちが楽になるのではないかと思います。四つ目は、『心的外傷体験をもつ女児の教育場面におけるレジリエンスとアタッチメントの検討』です。子供は自分でなかなか言いたいことが言えず黙ってしまうことが多いので分析をすることで違った方向で見てみたいと興味が湧きました。五つ目に、『「子育てひろば」における母親たちの社交』です。近年コロナウイルスが悪化し、より孤独での子育てが増加しているのではないかと思い読んでみたいと思いました。

 これらのことから私はこれから子育てや女性に関する批判的談話分析をもとに理解を深めたいと考えています。

                                               (2158字)

参考文献

堀聡子. "「子育てひろば」 における母親たちの社交." 年報社会学論集 2013.26 (2013): 171-182.

澁江裕子, and 葛西真記子. "心的外傷体験をもつ女児の教育場面におけるレジリエンスとアタッチメントの検討: 書籍の会話分析を通して." (2012).

渡部月子, and 星旦二. "4 カ月児をもつ母親の育児不安を規定する要因に関する研究." 日本地域看護学会誌 6.2 (2004): 47-54.

福井逸子, 小栗正裕, and 瀧川光治. "「子育て支援力」 育成のための保育士養成教育に関する研究 (2)--サービス・ラーニングにおける学生のジャーナルの分析を中心に." 北陸学院大学・北陸学院大学短期大学部研究紀要 2 (2009): 65-76.

伊藤美佳. "保育者間の日常的な話し合いを通しての子育て支援のあり方―2 歳児クラス午睡時, 話し合い場面の分析―." ライフデザイン学研究 11 (2015): 201-223.

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