マーブルチョコレート ― 日本初の粒状チョコ by Misaki

筒状の入れ物にカラフルなチョコレートが描かれたお菓子、マーブルチョコレートは株式会社明治が製造・販売しているロングセラー商品だ。発売当時チョコレートと言えば板チョコだった時代に夏でも売れる商品を目指して作られた。また、当時の人気アニメ、「鉄腕アトム」のシールをおまけに入れたことで大ヒット商品となった。1961年に商品化してから約60年。今でも人気があるこの商品について分析する。

 

1,商品名の分析

 マーブルチョコレートの「マーブル(MARBLE)」は主に「大理石」という意味を持ち、

14世紀頃から使われている言葉になる。ラテン語にも「marmor」というギリシャ語から派生した言葉があり、「光り輝く石」の意味がある。また、「マーブルズ」という遊びが13世紀頃ドイツで流行った。これは今で言うビー玉のようなもので、当初はガラスではなく磨かれた大理石が使用されていた。それが今となっては「おはじきの石」の意味も持つようになった。商品のマーブルチョコレートは表面が「大理石」に似た光沢を持っていることと形が「おはじき」に似ていることからつけられたそうだ。

2,パッケージの分析

 マーブルチョコレートのパッケージは見た目がとてもカラフル。チョコレートの色は全部で7色。ぞれぞれの色にキャラクターもいて公式ホームページで紹介されている。商品名はカタカナと英語で2つ表記がある。フォントはマーブルチョコレートの形状を連想させる丸文字が使われており、かわいらしい印象をもたらしている。白字の商品名の下には小さく虹色で「MARBLE CHOCOLATE」と書かれており、これもチョコレートのカラフルさを表していると捉えることができる。

3,マーブルチョコとM&M‘sの比較

 マーブルチョコレートと似た商品でアメリカ合衆国のブランドM&M‘sがある。同じ糖衣チョコレートだが発売はM&M’sの方が先になるため、マーブルチョコレートはM&M‘sを参考に作られたとされている。チョコレートの色は21色あり、日本のマーブルチョコレートよりも鮮やかな発色をしている。これは合成着色料を用いているからだ。一方日本のマーブルチョコレートには果物などの天然色素を用いており、安全性は高い。

4,まとめ

 今回はマーブルチョコレートのお菓子を使って商品名の意味やフォント、色などを分析した。普段購入していても意味まで調べたことがなかったが、この分析で会社がどういう思いで商品化したのかが分かった。

                              (1042字)

5、参考文献

株式会社明治 公式サイト

https://www.meiji.co.jp/sweets/okashi-land/products/marble_coffeebeat/

Marbleの語源・意味

https://www.etymonline.com/jp/word/marble

マーブルチョコレートとM&M‘sの違い

https://lowch.com/archives/14880

マーブルチョコレート概要

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88

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