ツイてるしあわせハッピーターン 長年愛される理由 by Meimu
ハッピーターンは1976年に発売され、今年で発売から47周年目を迎える。サクサクとした食感のお煎餅にハッピーターンの特徴のひとつといえる甘塩っぱいパウダーがかかったお菓子であり、老若男女問わず長年愛されている。なぜこのお菓子はこんなにも愛されているのだろうか。このレポートでは、亀田製菓株式会社が製造している米菓「ツイてるしあわせハッピーターン」を用いて、キャッチコピーに使われている英語がお菓子の販売促進にどのように役立っているのかパッケージデザインを分析することで、その問いについて考察していく。
1 パッケージデザインの分析
開発者によると、「ハッピーターン」が開発された当時の日本は、第一次オイルショックの影響で不景気で暗い時代であった。そこで、開発者たちは「幸せ(ハッピー)がお客様に戻って(ターン)くる」ようにという願いを込め「ハッピーターン」と名付けたと発言している。これはパッケージの裏にも記載されている。ハッピーターンのパッケージは全体的にオレンジ色が使われている。そこにハッピーターンのような形をした赤の枠のなかに白い太文字で大きくハッピーターンと書かれている。そしてその周りには複数の星のデザインがかかれており見ただけでハッピーというキラキラ明るい感じが伝わるデザインとなっている。文字も丸みがある字体にすることで可愛らしく柔らかい雰囲気をだしている。このパッケージは下の方が透明になっているため中身が見えるようになっている。そうすることでおいしそうなハッピーターンが見え、さらに個包装ということがわかるためハッピーターンの長所といえるだろう食べやすさが伝わり、消費者の購買意欲が増す仕組みとなっている。
表面には黄色と白い文字で「とまらないおいしさハッピーパウダー」と大きく表示されている。ハッピーターンにまぶされているパウダーは現在「ハッピーターン粉だけ」という粉だけの商品が発売されるほど美味しくやみつきになると好評なのだ。その粉を大きい文字でわかりやすく表示することで見た消費者のなかでハッピーターンの味が思い浮かび食べたくなりついついこの商品に手を伸ばしてしまうのではないか。
2 まとめ
以上のことから、この商品は全体的に幸せをイメージさせるオレンジ色にしたり星をつけ白く可愛い太文字で「ハッピーターン」と表示することで、パッケージからハッピー感を出そうとしている。また大きく「ハッピーパウダー」と書かれていることで消費者がお菓子そのものの味を思い出し、ついつい手を伸ばしてしまうことで、販売促進に繫がり長年愛される理由になっているのではないかと考えた。
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参照
ハッピーターンスペシャルサイトhttps://www.happyturn.com/(2023/06/09)
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