ビスコ 日本がひっくり返るほどの美味しさ by Saki
江崎グリコが製造している「ビスコ」について考察する。1933年の発売から今まで90年の歴史がある。ビスコは2017年に1933年発売以来の過去最高の売り上げを記録し、2017年から5年連続で過去最高の売り上げを更新した。ビスコは赤い箱に男の子のイラストが描かれている商品です。乳酸菌の入ったクリームサンドビスケットである。
ビスコという商品名の由来は、発売当初はパッケージに記載があるものと同じ「酵母入りクリームサンドビスケット」として発売がされていた。酵母入りビスケット→こうぼビス→コービス→ビスコとなっていった。栄養が少なかった時代に栄養効果が注目されていた酵母の入ったお菓子として発売された。パッケージに描かれている男の子(ビスコ坊や)は現在で5代目になる。おいしさや栄養を母親や子どもの声に応えバージョンアップをしている。2005年までは乳酸菌は4千個入っていたが、現在では1億個にまで増やされている。
パッケージにはカタカナで、乳酸菌クリームサンドと記載されている。クリームサンドを英語にしないでカタカナで表記したのは、クリームサンドの前に乳酸菌を入れたかったからなのではないだろうか。漢字の後に英語で表記されていると強い違和感を覚えるだろう。
ビスコの箱には真ん中に白い丸型、周りの色を赤色にしている。この白い丸がビスコのクリームをイメージしているかもしれない。クリームがビスケットで挟んで真ん中にあるため、この白い丸も真ん中にあるだろう。
ビスコの箱の色というと“赤”のイメージが強い。なぜ、“赤”なのかと考えたとき日本人は“赤“が身近にあり、親しみを持っていて、象徴のある色なのではないかと感じた。日本人が考える赤色で象徴的なものと言えば、日本国旗の日の丸ではないだろうか。このように赤=目立つ色、発見しやすいなどとして使用されたのかもしれない。乳酸菌クリームビスケットの象徴的なものにするために日本国旗の白と赤を入れ替えたものがこのパッケージになったのではないかと考えた。
このようにして、目に入りやすく、真ん中の白い部分がクリームサンドのクリームのように見えるため、ビスコの購買意欲が上がるものの一つとなっただろう。また、クリームも何回か改良され、今の形になっているが今後も時代の変化により改良されよりよくなり、まだまだ愛され続けるお菓子になるだろう。 (966字)
参考文献
・ビスコ|【公式】江崎グリコ(Glico)
https://www.glico.com/jp/product/snack_biscuit_cookie/bisco/40993/
(最終アクセス 2023年6月16日)
・ビスコのひみつ(ビスコの歴史)|ビスコ|江崎グリコ
https://cp.glico.com/bisco/about/history.html
(最終アクセス 2023年6月16日)
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