焼きたて手作りクッキー カントリーマアム by Tsugumi
1.はじめに
今回私が分析するお菓子は、不二家が製造しているチョコチップクッキー「カントリーマウム」だ。この商品は、自家製のこだわりチョコチップをたっぷり使用し、1枚で「外はサックリ、中はしっとり」の2つの食感が楽しめる、ファミリーサイズのものである。1984年に発売されてから、「外はサックリ、中はしっとり仕上げたソフトクッキー」をキャッチコピーに、今年で39年目を迎え、長年愛されて来た。
2.パッケージデザインの考察
このお菓子の名前の由来は、アメリカの「田舎のお母さん(country ma'am)」の手作りクッキーをイメージして名付けられた。手作り感を出すために、ひとつひとつ少し形が違う、わざと不揃いになるようなクッキーを製造しているそうだ。
カントリーマアムのパッケージは、全体的に赤色をベースに使われている。これはカントリーマアムのコンセプトである、「田舎のお母さん」の手作りクッキーの「お母さん」の部分を強く印象づけるために使用されているのではないだろうか。
「カントリーマアム」の文字のフォントには、茶色く丸みを帯びたフォントを使用している。そうすることにより、一般的にイメージされる板チョコの様な硬いチョコレートではなく、柔らかなしっとりとしたチョコレートをより感じさせるためだと考えた。
パッケージの真ん中部分にあるイラストは、コンセプトである「アメリカの田舎」をよりイメージしやすくなるように、「アメリカの田舎の一軒家」を描いた外国の絵画の様なイラストとなっている。
キャッチコピーである「外はさっくり、中はしっとり」をひと目で連想しやすくするために、イメージ画像の真ん中部分のクッキーだけ、欠けているクッキーを使用している。更にクッキーの下には不二家がこだわって製造したというチョコチップを使用することによって、チョコクッキー感をより強調している。
3.まとめ
以上のことからこの商品は赤色を使用したり、外国の絵画を用いて、全体的にアメリカのお母さんの温かさをイメージさせる。お菓子は子供が好んで買うことが多いが、この商品は、どこか懐かしさや、落ち着き感じさせるため大人にもついつい食べたいと思わせてしまうのであろう。幅広い世代から愛されるような魅力を持ち合わせているのではないだろかと考えた。これこそが、焼きたて手作りクッキー「カントリーマアム」なのだ。
4.参考文献:
https://www.fujiya-peko.co.jp/contact/faq/faq01/s009.html
https://www.fujiya-peko.co.jp/countrymaam/
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