劇場版ドラゴンボールチョコ超 ウエハーススーパーバージョン
今回はLOTTE(株式会社ロッテ)が製造している準チョコレート菓子「ビックリマンチョコ」シリーズの一つである「劇場版ドラゴンボールチョコ超」をとりあげる。LOTTEは1948年に創業され、キシリトールガムやガーナチョコレート、パイの実、雪見だいふくなど、スーパーやコンビニで誰もが一度は必ず目にしたことがあるであろう菓子類を販売している会社である。そんなLOTTEから出ている「ビックリマンチョコ」シリーズに着目してみた。ビックリマンチョコは1977年から販売されており、「ビックリ」することをコンセプトとしたシールをおまけとして封入した商品であり、中身はチョコレートをウエハースではさんだものとおまけのシール一枚である。販売当初は30円であったが、2022年現在の本体価格は定番の悪魔VS天使シール系は80円、コラボ系は100円となっている。
ビックリマンチョコは近年流行しているアニメとのコラボも多く、呪術廻戦マンチョコ、鬼滅の刃マンチョコ、機動戦士ガンダムマンチョコ、進撃の巨人マンチョコなど、様々な商品をサイトを通して見ることが出来る。どのパッケージもビックリイラストレーターによる描き下ろしで、元とは違うイラストも楽しめるところも人気の一つであろう。
今回私がとりあげている「劇場版ドラゴンボールチョコ超」のパッケージ右上には、“超”という感じの真下に“SUPER”と書かれている。売られているのは日本であるし、子どものドラゴンボールファンには読めないかもしれない。しかし書かれているからには何か意図があるのではないかと考えることが出来る。「ドラゴン」という文字は黄色に、「ボールマン」という文字は赤色に描かれているが、私が注目している“超”は金色のように光り輝いているように見える。このことから特別感や企業側の強調したい箇所と捉えることが出来る。
さらに“超”の真下にフリガナのような“SUPER”が加わっていることから、さらに強調させていると認識できる。他の文字より二倍、三倍と目立たせているという個人的な認識から、パッケージの中で最も力を入れており、強調させたい文字と考えられる。パッケージでターゲット顧客の購買意欲はそそられるので、“超”と付けることで通常よりもなにかプラスされているのではと捉えられ、購買意欲の向上に用いられているように思える。
私たち顧客はセールなどのお得なものや今だけ・限定のような特別なものに弱いと思う。企業側がその弱さにあやかり、パッケージに“SUPER”と記載することによって特別感を出し、顧客の購買力をさらに上げる効果が出ているように考えられる。
参考文献
LOTTE 「ビックリマンニュース」
〈https://www.lotte.co.jp/products/brand/bikkuri_man/〉 (最終アクセス2022年6月3日)
Yahoo!ニュース 「全24種、全て描き下ろし! 「ドラゴンボールマンチョコ超」が本日5月24日に発売」
〈https://news.yahoo.co.jp/articles/796c804fc50ff84cc29c88c816b3b1a436d8b9eb〉 (最終アクセス2022年6月2日)
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